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はじめに
突然ですが、「iDeCo」というのをご存知でしょうか?
これは「個人型確定拠出年金」という私的年金の一つです。
比較的新しい制度であり、2017年に法改正されました。それにより、今までは自営業や企業年金の無い方しか利用できなかったのに対し、ほとんどの人が利用できるようになりました。
今回はそんなiDeCoに関して詳しく解説された実用書「個人型確定拠出年金iDeCo活用入門」を紹介します。
本書の魅力
感じた魅力を三点に分けて解説していきます。
①年金制度(種類・利用可能な属性etc...)の体系化された丁寧な説明
まず、「iDeCoがどんなものであるかを、バッチリ説明できる!!」…という方はあまり多くはないと思います。
iDeCoって何??
どうすれば使えるの??
そもそも誰が使える制度なの??
本書はそんな疑問に対して丁寧に答えてくれます。
②制度を利用することによるメリットの分かりやすい解説
iDeCoに関わらずメリットのわからない制度を利用しようとは思いませんよね。なぜなら、面倒だから笑
本書の大半はiDeCoを利用することによるメリットについて述べられています。
読んでみてわかったことは、税金面で有利な点が多いということです。
税金というと、◯○税、△△控除等、普段見慣れない専門用語が出てきてウンザリした経験があるかもしれません…
しかし、本書はそのような分かりにくい専門用語を含め、読者が理解できるような工夫がなされているため、案外スムーズに読むことができました。
③具体的な運用方法(金融商品の選び方から出口戦略まで)の伝授
「iDeCoが、どのような制度であるかは分かった。しかし、最も大切なのは実際どうすれば良いかだろ!」
大半の方はこのように考えるでしょう。至極当然です。使い方がわからなければ、ありがたいお経と代わらないですからね。
本書はiDeCoを単なる知識で終わらせることなく、実践的な知恵に昇華してくれています。
読者の年齢や目的を考慮した運用方法や採取的に運用したお金を受けとる時になるべく得をするテクニックなど、iDeCoの利用開始から終了までに行うべき実践的な事柄を丁寧に解説してありました。
得られる利益の計算例
本書を読んで、iDeCoは節税という観点ではかなりお得な制度であるということが分かりました。
例えば、1000万円が元本であり年利6%で20年運用したとしましょう。
通常、利益の約20%は税金として納めることになるので、実際の年利は、
6×(1-0.2)=4.8%
となり、運用結果は、
1000×(1.048)∧20=2554万円
となります。一方、iDeCoで運用した場合には運用利益に対しては非課税となります。
そのため、運用結果は、
1000×(1.06)∧20=3207万円
となります。その差は、
3207-2554=653万円
であります。もちろん、iDeCoは元本を積み立て行くものであるので、いきなり1000万円を投資できない、運用年数はもう少し長い等の条件の違いがあるので、この通りにはなりませんが、非課税というのが運用結果に大きく寄与することがこの計算結果からわかります。
終わりに
ここまで、読んで下さりありがとうございましたm(__)m
本書を読んで、筆者はiDeCoを利用してみたくなりました!間違いなく知っておいて損はしない制度であるので、是非本書を読んで見てください~
他にも読んだ本を紹介していく予定ですので、よろしければ、また見に来てください(・ω・)ノシ