映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」の感想:組織の長はツライ…

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はじめに

【映画 パンフレット】X MEN ダーク フェニックス DARK PHOENIX

 

X-MENシリーズ最新作「X-MEN:ダーク・フェニックス」を観てきました~

 

筆者はこの作品に対して、シリーズ最強クラスの女性ヒーローという点で「キャプテン・マーベル」を連想してました。

 

「キャプテン・マーベル」はエンドゲームに多分に関連していたことも相まって非常に楽しむことのできた作品でありました。

 

big-bigtree.hatenablog.com

 

そのため、本作ダーク・フェニックスも同様に楽しめる作品であるのかは非常に気になっていたというのが、筆者の鑑賞前の本作に対する第一印象です。

 

鑑賞してみると、本作は「キャプテン・マーベル」とは比較するべきでない全く方向性の異なる作品であることがわかりました。

 

敢えて比較するならば、ストーリーがダーク寄りです…

 

常にヒーローとして持て囃されているわけではなく、ミュータントとして迫害されている側面も持つX-MENはMCU系映画とはまた違った面白みがありました。

 

チャールズ・エグゼビアの苦悩

ミスターXと言われる異名を持ち、X-MENを代表する彼ですが、本作では彼の過去の行いが組織全体を巻き込む問題を引き起こします。

 

エグゼビアは他人の心を読み取り、行動や記憶でさえもコントロールできる能力を持ちます。その能力を用いて彼はダークフェニックスことジーン・グレイのとある過去の記憶を封印していました。

 

死んだと言われていた彼女の親は生きている。そして”その親に捨てられた”という事実です。

 

そして、過去を知り、自分が利用されていると思い込んだジーンは組織に不信感を抱く結果に陥ります。

 

 ある意味災いの元となったエグゼビア本人はメンバーに問いただされます。しかし「彼女を守っていた」などと彼はあいまいな返答を繰り返し、また謝罪にも応じません。

 

メンバーの協力を得てジーンと対面できたエグゼビアはようやく彼女に”家族を与えたかった”という本心を明かします。そしてようやくジーンに対して謝り、両者の確執を無くすことができました。

 

結果だけ見ればハッピーエンドなのですが、エグゼビアには色々と疑問に思う行動が多いです。問題となった彼の過去の行為は完璧な処置とは言えず、終始回りくどい彼の言い回しも問題を複雑にしている印象を受けました。

 

そこで、筆者なりに彼の行動・考えを考察をしました。

 

まず、過去のジーンに対する処置は決して完璧ではないと彼自身も理解はしていたと思います。それは問いただされた時のメンバーに対する曖昧な返答から予想されます。最終的にジーン本人に謝罪したことからも明らかでしょう。

 

また、彼の判断はミュータントが大衆から迫害されてきた過去が大きく影響していると考えられます。ジーンの能力は非常に強大であるため、仮に彼女が暴走した場合には彼女だけでなくメンバーも迫害される危険を持ち合わせています。

 

メンバーを危険から守るために、彼は記憶を隠すという完璧ではない応急処置的なことしかできなかったのではないかと思います。

 

それでも、組織の長として本心をさらけ出しづらかったのかもしれませんが、メンバーに彼が考えを伝えていれば、ジーンとの和解はもう少しスムーズに進んだのではないかとも思います。

 

迫力のある異能力バトル!

ストーリーには少々不満な点が残った本作ですが、アクションシーンは期待通りの質でした。チームVSチームの戦いが多く、超能力者たちの多彩な戦法が入り乱れる大乱闘は見ていてテンションがあがり、気分がハイになりました(笑)

 

異なる超能力を組み合わせた戦いは良く練られていて見応え十分です!!

 

終わりに

ここまで、読んで頂きありがとうございましたm(_)m

 

なんだかんだエンジョイできた作品であったので、これを良い機会に他のX-MENシリーズ作品も鑑賞してみようと筆者は思いました(笑)

 

是非、「X-MEN:ダーク・フェニックス」を劇場でご鑑賞下さい~

 

今後も最新(もしくは個人的に面白かった)映画に関する記事を挙げていく予定ですので、よろしければ、また見に来てください~(・ω・)ノシ